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エボラ出血熱の感染ルート及び日本に上陸した場合の対策は? [医療・衛生]

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先日に引き続き、エボラ出血熱についてお伝えします。

前記事では富士フィルムの治療薬「アビガン」に関して触れました。
今回はエボラ出血熱という病気そのものにスポットを当て、
感染ルート、症状、日本に上陸した場合についてまとめてみました。




前記事
→富士フィルムの薬「アビガン」は対エボラ出血熱の希望となるか


次記事
→エボラのことが詳しくまとめられた海外サイトを訳しつつ読んでみた



エボラ出血熱の感染ルートは?

エボラ出血熱はエボラウイルスによって
引き起こされるウイルス性の熱病です。

自然界ではコウモリ(オオコウモリ科のもの)が
エボラウイルスの媒体であるとされています。
コウモリから他の動物に感染した際に毒性を発揮します。

人から人への感染の場合、
感染者の血液(体液)、吐しゃ物、排泄物などに触れたり
近くにいた場合に感染する可能性があります。

アメリカの看護師が防護服を着用していたにもかかわらず
感染した際に、空気感染の可能性が疑われましたが、
専門家はウイルスが(空気感染するように)変異はしていない
エボラ出血熱は空気感染しない、と結論を出しています。

エボラ出血熱への対症療法がある程度進んだ
現在の患者の致死率は、およそ60%程度と見られています。



エボラ出血熱の具体的な症状は?

エボラ出血熱はおよそ2日~21日の潜伏期間を経て症状が現れます。
初期には発熱、頭痛、筋肉痛、喉の痛み、脱力感など
インフルエンザに似た症状が出ます。
(エボラウイルスとインフルエンザウイルスは構造が似ており、
「アビガン」が効いたことと関係があると見られています)

症状が進むと、下痢や嘔吐、発疹が見られ、肝臓や腎臓に異常が起き、
最終的には出血性ショックによって臓器不全を起こし、死に至ります。

全身に出血を起こすケースで知られるエボラ出血熱ですが、
実際にそのような症状に至るのは患者のおよそ2割程度。
体にできた痣や歯茎からのみ出血したり、
出血段階に至る前に死亡するケースもあります。



エボラ出血熱が日本に上陸した場合には?

日本でエボラ出血熱の感染が確認された場合、
患者は全国の指定施設で治療を受けます。
(指定施設は全部で45ヶ所)

エボラ出血熱に対する治療薬は
富士フィルムの子会社によって開発された薬
「アビガン」の投与を認める方針であることが
厚生労働省より発表されています。

医療従事者の設備など診察の手引きも定められてはいますが、
世界での爆発的な感染に従い、今一度見直しが進められています。



【追記】
(10月24日)
閣議で、日本でエボラが発生した場合、医師の判断で 未承認薬(アビガンを念頭に置いている)投与を認める という政府答弁書が提出されました。

国内には約2万人分のアビガンのストックがあるとのことです。

(10月27日)
→厚生労働大臣からエボラ出血熱に関するメッセージ

メッセージにもありますが、エボラの疑いがある場合はまず保健所へ連絡を。





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