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エボラ対策に関する日本製マスクの記事がひどい件 [医療・衛生]

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産経新聞・日刊ゲンダイから配信されているエボラ対策に関する日本製マスクの記事が誤解を招きそうな記述なので取り上げておきたいと思います。

→産経新聞の記事

→日刊ゲンダイの記事



産経新聞の記事の問題点

件の記事は愛知県豊橋市の会社「くればぁ」が開発したマスクについて取り上げたもの。

産経新聞の記事では、マスクはウイルスが付着した場合でも99%殺菌でき、
洗浄して何度でも繰り返し使えるとしていますが…。

エボラ出血熱は患者の血液(体液)、吐しゃ物、排泄物を通して感染します。
体液等はエボラウイルスに汚染されており、ごく少量であっても高い感染力を持ちます。
故に医療従事者は全身を防護服や手袋で覆い、手を石鹸や水で洗浄するなど
感染対策を厳重に行っているわけですね。




ウイルス性感染症の人から人への二次感染対策をする場合、
汚物の付着したもの(汚物処理に使った布なども含みます)は使い捨てが基本です。

それを、洗浄して何度でも繰り返し使えるなどと報道してしまってはまずいのでは?



日刊ゲンダイの記事の問題点

日刊ゲンダイの記事ではマスクの技術面の解説を行っています。
マスクの繊維に抗菌性の高い「4級アンモニウム塩」を染み込ませ、エボラ菌の侵入を防ぎで、不活性化させるとしていますが…。
(「エボラ菌」記述はゲンダイよりそのまま記述しました。菌ではなくエボラウイルスなんですが…)




日刊ゲンダイの記事は、「対策マスクを準備しておいた方がいいかもしれない」の記述で〆ているのですが、エボラそのものや感染経路について理解した上で書いてるんでしょうか。
エボラの感染経路は飛沫感染ではないのですが…。


くればぁ社自体にも少々怪しい点が見られます。

→詳細はこちら(twitterまとめです)



エボラに関しては、感染経路や対策などを個人でも把握しておくべきだと思います。
不適切な情報に踊らされたら、大惨事じゃ済まされませんから。



→厚生労働大臣からのエボラ出血熱に関するメッセージ

メッセージにあるように、エボラの疑いがある場合は、まず保健所に連絡を。



【別記事】
→エボラのことが詳しくまとめられた海外サイトを訳しつつ読んでみた
(感染経路から対策まで、ご紹介しているサイトがとても詳しかったです)


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