旧日本海軍の戦艦武蔵、フィリピン領シブヤン海にて発見か(追記有り) [学術・歴史]
戦艦「武蔵」と思われる写真を公開したのは、アメリカのIT企業Microsoft創業者の1人であるポール・アレン氏。
twitter上にて「1944年に太平洋戦争で沈んだ戦艦『武蔵』がシブヤン海の深海1キロのところで見つかった」と発表しました。
ポール・アレン氏はこれまでにも個人所有の大型ヨットにて海底調査を行っており、「タイタニック号」やドイツの戦艦「ビスマルク」を発見しています。
「菊の紋章が入った船首と巨大ないかり」
写真は軍艦の船首部分です。
WW2 Battleship Musashi sank 1944 is FOUND > 1K M deep by MY Octopus Sibuyan sea, bow Chrysanthemum, huge anchor. pic.twitter.com/b9ZMA0icI8
— Paul Allen (@PaulGAllen) 2015, 3月 2
「武蔵とともに眠るおよそ1023人の乗組員よ、どうぞ安らかに」
「日本のものであることを示す最初の証拠だ」
写真はバルブらしきもの。
「開」や「弁」など漢字が刻まれています。
RIP crew of Musashi, appx 1023 lost. The pic of the valve 1st confirmation of Japanese origin (clues 2 use apprec). pic.twitter.com/BcJgkhWskb
— Paul Allen (@PaulGAllen) 2015, 3月 2
戦艦「武蔵」は三菱長崎造船所にて建造された、大和型戦艦の2番艦(宇宙戦艦ヤマトのモデルとして有名なあの大和です)。
大日本帝国海軍により建造された最後の戦艦です。
大和型は全長263メートルもあり、当時の軍艦としては最大級の大きさを誇ります。
戦艦「武蔵」の沈没地点は2ヶ所が報告されていました。
1つは東経122度32分、北緯13度7分。
艦長である猪口少将の遺書を託された副長が退艦時に記載した記録で、戦闘詳報にも採用されています。
もう1つは東経122度41.5分、北緯12度48分。
武蔵の最期を見届けた駆逐艦「清霜」により報告されたものです。
いずれの地点における調査でも武蔵は発見されておらず、
「その船体は海流に乗って未だ世界中を彷徨い続けている」
という都市伝説まで囁かれていました。
終戦70年を迎えた今、武蔵発見の報が入るとは感慨深いですね。
【追記(2015/3/4)】
ポール・アレン氏が発見した戦艦「武蔵」の解説・日本語版が公開されています。
また、プレスリリースのページでは戦艦「武蔵」艦首や錨の画像がダウンロード可能です。
→プレスリリースはこちら
【追記(2015/3/8)】
新たな動画が公開されました(英語です)。
残存した戦闘艦橋や測距儀が映っており、見つかった艦が武蔵であることはほぼ確定であるとみられます。
また、ポール・アレン氏は自信のtwitterにて調査で見つかった日本語の説明書と思われる画像を公開。解読をユーザーに依頼していましが、
有志の協力により、呉式二号五型射出機(カタパルト)のメンテナンス手順と判明したようです。
Musashi a few new discoveries today, including more Japanese writing, any translation help appreciated pic.twitter.com/RlnQriN2p6
— Paul Allen (@PaulGAllen) 2015, 3月 7
http://t.co/K50ueyow1f
このツイート(現在消去済)の武蔵の文書、可能な限り解読しました
呉式二号五型射出機のメンテナンス手順を記した文書のようです
※元史料の劣化が激しい為、完全に解読文が正しいとは言えません pic.twitter.com/Hs7Dd2Pk0N
— むしきば (@Mushikiba) 2015, 3月 7
「零戦里帰りプロジェクト」の飛行計画詳細が明らかに! [学術・歴史]
twitterにて拡散中のものをこちらでシェアさせていただきます。
「零戦里帰りプロジェクト」の詳細はこちら
1)飛行可能な「零戦」の、国内飛行計画が明らかにされました!早ければ4月中に初飛行を行い、春以降エアショーが開催れますしかし、募金の集まりが悪く現在実現が困難な状態にあります!(RT希望)https://t.co/uz4fP7ygwr pic.twitter.com/sa2ahfFNgY
— ぐり@関賢太郎 (@gripen_ng) 2014, 12月 20
2)この零戦「AI-112」は国内における零戦の動態保存を目的として11月に日本へ持ち込まれた機体です。現在鹿児島空港で仮組され、本組み立ての時を待っています。法的な課題も明らかにされ、それをクリアすべく活動しています(RT希望) pic.twitter.com/vScelirGjX
— ぐり@関賢太郎 (@gripen_ng) 2014, 12月 20
3)零戦の飛行に向けて解決すべき諸問題はこちらのリンク先で参照できます。いくつかの課題は解決のための道筋が建てられ、あとは組み立てに着手してからの話になります。しかし、それは資金が確保できての話です。(RT希望) https://t.co/M9p41nWxjU
— ぐり@関賢太郎 (@gripen_ng) 2014, 12月 20
4)零戦「AI-112」はパプアニューギニアで墜落し、戦後に残骸となって発見されました。90年代に復元され飛行可能な状態となります。そして70年の歳月を経て、ようやく故郷・日本に帰国することができました。今、AI-112は故郷の空へ戻るあと一歩のところにあります。(RT希望)
— ぐり@関賢太郎 (@gripen_ng) 2014, 12月 20
5)零戦の飛行を実現するためには整備費二千万円が必要ですが、現在の募金進捗状況は半分に満たず厳しい状況です。募金は三千円からできますので、皆様どうかお力を貸して戴けませんでしょうか。せめて、拡散支援だけでもお願いできませんでしょうか。https://t.co/uz4fP7ygwr
— ぐり@関賢太郎 (@gripen_ng) 2014, 12月 20
終)みんなの手で支援を広げて、零戦AI-112を日本の地で復活させ、故郷の空へ返してやりませんか? あと少しで日本は戦後の空白を乗り越え、零戦を取り戻すことができます!AI-112を飛ばす手助けを、どうかお願いいたします!(RT希望) pic.twitter.com/JD9fGZrkf6
— ぐり@関賢太郎 (@gripen_ng) 2014, 12月 20
【関連記事】
日本人所有の「飛行可能な零戦」 飛行・保存に資金提供呼びかけ
日本人所有の「飛行可能な零戦」 飛行・保存に資金提供呼びかけ [学術・歴史]
旧日本海軍の戦闘機「零戦」が2014年11月5日に日本に里帰りしました。
戦後初となる里帰りを果たしたのは世界で4機しかない飛行可能な零戦のうちの1機。現時点で唯一の、日本人オーナーが所有している飛行可能な機体です。
零戦オーナーの石塚政秀さんがこの度、終戦70周年にあたる2015年に「零戦」を日本の空で飛ばすプロジェクトを開始。資金提供を呼びかけています。
→プロジェクト詳細はこちら
零戦は、戦争の象徴ではなく、生まれた背景とその運命から、
正しい歴史を垣間見ることができる重要な文化遺産。
という石塚さんの考えに、僕も賛同します。
僕の先祖にも大戦中にパラオで亡くなっている方がおり、少しでも先の大戦について
知っておきたく情報を出来る限り集めるようにしています。
インターネットや記念館の展示などをチェックしていて感じるのは、
その時代を生きていた方のお話を聴ける機会がもう残りわずかであること。
今、僕たちが先の大戦を知ろうとしなければ、これから先に語り継いで行くことはできません。
戦争の歴史はいたずらに怯えたり煽ったりするものではなく、知って、考えて、未来へ生かすべきものであるはずです。
この記事でご紹介した零戦は大戦の生き証人そのものです。今を生きる人間が大戦の歴史から学び、未来へ生かすために。そして、未来へ歴史を語り継ぐために、帰ってきた零戦を日本で保存すべきだと思います。
プロジェクト資金提供は2月4日(水)午後11:00まで。
7000人が最少額支援するだけで、歴史の生き証人である零戦を守ることができます。
里帰りした零戦について取材された方のツイートまとめです。
今日、零戦里帰りの取材へ行ってきました。雑誌の仕事なのでこの場では詳しくお伝えできませんが、強い「本気度」を感じました。
— ぐり@関賢太郎 (@gripen_ng) 2014, 11月 23
零戦はこの先、オーナーの手を離れて「日本人のもの」となります。しかし、事業化するに十分な資金集めに失敗した場合、疾風化させぬため、「飛行機でいられる国へとオーナーの私費で戻される」ことになります。(寄付は目標額2千万集まらなければ決済されない)
— ぐり@関賢太郎 (@gripen_ng) 2014, 11月 23
「飛行機は飛んでこそ飛行機」この言葉をきいて、私は心から応援していきたいと思いました。
— ぐり@関賢太郎 (@gripen_ng) 2014, 11月 23
零戦の動態保存が事業化できなかった場合、それはもう1億2000万人をもってしても、結局1機の零戦すら維持できる国じゃなかった。ってことなのでしょう。零戦は日本よりも相応しい国に帰ることになります。
— ぐり@関賢太郎 (@gripen_ng) 2014, 11月 23
個人で何万円もの寄付は難しいかもしれませんが、3000円からできます。たった3000円をたった7000人が寄付するだけで、零戦を1年飛ばせます。ぜひ、みなさん協力してあげてください。今、日本の「遺産」が瀬戸際にあります。
https://t.co/uz4fP7ygwr
— ぐり@関賢太郎 (@gripen_ng) 2014, 11月 23
湘南工科大学、学生に0円で朝食提供!無料での提供は全国初 [学術・歴史]
神奈川県の湘南工科大学にて、学生に0円で朝食を提供するサービスがスタートしました。
2015年の2月2日まで行われ、利用状況によっては来年度以降も実施するようです。
現時点では毎日およそ100人が利用しています。
神奈川県の他の大学では、100円での朝食提供サービスが増えているようですが、
0円で提供する大学はこれが初めてのケースです。
今回の試みは、学生の食生活改善が目的です。
同大学に在籍する学生のうち、下宿生が2割ほど。朝食を食べている学生はおよそ3割程度とのこと。
朝食代を大学理事長の育英基金から全額支給することで0円での提供を可能としています。
朝食は、月曜から金曜(授業開校日)の午前8時~8時30分の間に提供されます。
メニューはごはんとみそ汁に、日替わりでおかずが一皿。
おかずは、納豆・目玉焼き・コロッケ・サラダなど2~3品が付きます。
学生にとって、無料で一食確保できるのは大きいですね。
他の都道府県でも導入を検討すべき試みではないでしょうか
都内で無料フリースクール開設。学び直したい人、誰でも参加可! [学術・歴史]
東京都内で、学歴、年齢を問わず「学び直し」「再チャレンジ」を求める人を対象とした、
授業料無料のフリースクールが開設されます。
活動日は週1回、週末のどちらかを予定。塾に近い形式ですね。
高卒認定試験や大学受験などを目指す中退者や社会人を参加者として想定していますが、
勉強したいという気持ちがあれば、これまでのバックボーンを問わず誰でも参加可能であるようです。
若者の「再チャレンジ」を支援するための、無料のフリースクールを開設します